Season 4 · Episode 3

雇われた男

1. 基本データ

項目内容
タイトル雇われの身 / The Economist
シーズン/話数Season 4 / Episode 3 (通算75話)
フォーカスキャラサイード・ジャラー
放送日 (US)2008年2月14日
監督ジャック・ベンダー
脚本エドワード・キッツィス、アダム・ホロウィッツ

2. エピソード・ストラクチャー

  • ストーリー構造:フラッシュフォワード(未来)
  • 重要地点:他の者の住宅地(ロックの拠点)、ドイツ(ベルリン)
  • 重要アイテム:ナオミのブレスレット

3. ストーリー詳細

島での出来事 (On the Island)

サイードは、貨物船のメンバーであるマイルズたちと交渉し、彼らのヘリコプターで船(救助)へ連れて行ってもらう約束を取り付ける。その見返りとして、サイードはロックのキャンプ(他の者の住宅地)へ潜入し、捕らえられているシャーロットを無事に救出することを引き受ける。

サイードはケイト、マイルズと共にロックの拠点へ向かうが、そこでロックと対峙。ロックは救助隊を信用しておらず、一触即発の事態となる。しかし、サイードは機転を利かせ、マイルズを人質としてロックに差し出す代わりに、シャーロットを解放させるという複雑な交渉を成立させる。

無事にビーチに戻ったサイードは、デズモンド、そしてパイロットのフランクが操縦するヘリコプターに乗り込み、ついに島を離れて大海原の先にある貨物船へと向かう。

未来の物語 (Flashforward: Sayid Jarrah)

島から生還した「オセアニック6」の一人としてのサイードの未来。

彼はベルリンで、一人の女性に近づき、エージェント(殺し屋)としての任務を遂行していた。彼が暗殺を終えた後、迎えに来た黒塗りの車に乗っていたのは、驚くべきことに宿敵であったベンジャミン・ライナスだった。

サイードは最愛のナディアを失い、その復讐のためにベンの「暗殺者(駒)」として、世界各地でターゲットを始末する汚れ仕事を請け負っていた。かつて高潔な誇りを持っていたサイードが、なぜベンのために働いているのか、衝撃的な関係性が示唆される。


4. 今回の謎と伏線

提示された新しい謎

  • ベンとサイードの共謀:島では殺し合っていたはずの二人が、なぜ未来では協力し、ベンがサイードの「ボス」のような立ち位置にいるのか?
  • ナディアに起きた悲劇:サイードが未来で「彼女を殺した連中を許さない」と語る通り、ナディアに一体何が起きたのか?

解明された事実

  • オセアニック6の4人目:ジャック、ケイト、ハーリーに続き、サイードが島から生還したことが確定した。

5. トリビア / 考察ポイント

  • 007のようなサイード:ベルリンの洗練された街並みで暗殺任務をこなすサイードの姿は、これまでの島の泥臭いサバイバル生活とは一線を画す、非常にスタイリッシュでハードボイルドな演出がなされている。
  • タイトルの意味:原題の「The Economist(エコノミスト)」は、サイードがベルリンでターゲットに近づくために使っていた偽装工作(雑誌名)であり、同時にベンがサイードのスキルを「効率的に利用している」皮肉をも表している。
  • ナオミのブレスレット:サイードが見つけたナオミのブレスレットの裏に刻まれた文字が、デズモンドとナオミの関係を繋ぐ重要な鍵となる。