決行
1. 基本データ
項目 内容 タイトル 終わりの始まり / Through the Looking Glass シーズン/話数 Season 3 / Episode 22 (通算71話 / シーズンフィナーレ) フォーカスキャラ ジャック・シェパード 放送日 (US) 2007年5月23日 監督 ジャック・ベンダー 脚本 カールトン・キューズ、デイモン・リンデロフ
2. エピソード・ストラクチャー
- ストーリー構造:フラッシュフォワード(※未来の出来事。当初は過去の回想に見えるよう演出されている)
- 重要地点:無線塔、海底基地「ルッキング・グラス」、アメリカ(未来)
- 重要アイテム:ナオミの衛星電話、ジャミング解除装置
3. ストーリー詳細
島での出来事 (On the Island)
ジャック率いる生存者たちは、ナオミの衛星電話で外部に救助を求めるため、島にある「無線塔」へと全速力で移動を開始する。ビーチでは、サイード、ジン、バーナードの3人が残り、襲撃してきた「他の者」たちをダイナマイトで一掃する決死の作戦を決行する。
一方、海底基地「ルッキング・グラス」に潜入したチャーリーは、基地の管理者である二人の女性(ミニーとボニー)に捕まり、激しい尋問を受ける。後から潜入したデズモンドの助けを借りて彼女らを制圧したチャーリーは、ついに通信妨害(ジャミング)を解除するコードの入力に成功する。
未来の物語 (Flashforward: Jack Shephard)
アメリカ。ジャックはボロボロの姿で、酒と薬に溺れ、絶望の日々を送っていた。彼はある人物の葬儀に参列するが、そこには彼以外誰もいなかった。ジャックは橋の上から飛び降りようとするが、交通事故に遭遇して救命活動を行い、死ぬことすらできない。かつての気高い「英雄」としての面影は完全に失われ、彼は何かに怯え、後悔し続けていた。
4. 今回の謎と伏線
提示された新しい謎
- フラッシュフォワード:ジャックのこの悲惨な姿は「いつ」のことなのか?彼らはついに島を出たのか?
- 葬儀の死体:ジャックが参列した葬儀の主は誰なのか?なぜ誰も来なかったのか?
解明された事実
- 海底基地の制圧:チャーリーとデズモンドが通信妨害基地を掌握し、外部との通信が可能になる道が拓かれた。
5. トリビア / 考察ポイント
- シリーズ最大の転換点:この回から『LOST』は「過去を描くドラマ」から「島から出た後の未来(地獄)を描くドラマ」へと劇的にその姿を変えることになる。
- タイトルの意味:原題の「Through the Looking Glass(鏡の国のアリス)」は、海底基地の名前であると同時に、現実が反転した「未来(フラッシュフォワード)」の世界を象徴している。
- 撮影の秘話:ジャックの未来のシーンは、過去の回想に見えるように脚本が書かれていた。そのため、ラストシーンの衝撃は放送当時、全世界の視聴者を震撼させた。