Season 3 · Episode 11

コード77

1. 基本データ

項目内容
タイトルコード77 / Enter 77
シーズン/話数Season 3 / Episode 11 (通算60話)
フォーカスキャラサイード・ジャラー
放送日 (US)2007年3月7日
監督スティーヴン・ウィリアムズ
脚本カールトン・キューズ、デイモン・リンデロフ

2. エピソード・ストラクチャー

  • ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
  • 重要地点:ジャングル、フレイム基地、フランス(パリ)
  • 重要アイテム:コンピューター・チェス、衛星電話

3. ストーリー詳細

島での出来事 (On the Island)

サイード、ロック、ケイトの3人は、連れ去られたジャックを救出するためにジャングルを北上する。その途中で、彼らはダーマ・イニシアティブの新たな施設「第4の基地:フレイム(通信基地)」を発見する。そこには眼帯をした謎の男(ミハイル・バクーニン)が一人で住んでいた。

ミハイルは「自分はダーマの生き残りで、敵(他の者)とは関わっていない」と主張し、一行を招き入れてもてなす。しかし、拷問官としての経験を持つサイードは、彼の言動の不自然さと、家の周囲に仕掛けられた高度なブービートラップから、彼が嘘をついていることを見抜く。サイードとミハイルは激しい肉弾戦を繰り広げる。

一方、ロックは基地内のコンピューターでチェスゲームに没頭する。ゲームに勝利した際、画面に「敵に基地を占拠された場合、コード77を入力せよ」という指示が出現する。ロックはサイードの制止を無視し、好奇心から「77」を入力してしまう。

その直後、フレイム基地は地下に埋められていた大量の爆薬によって大爆発を起こし、跡形もなく消滅。島外との貴重な通信手段であったかもしれない基地を、ロックがまたしても破壊してしまった。

過去/未来の回想 (Flashback: Sayid Jarrah)

サイードの過去。彼は偽名を使い、フランスのパリで料理人として静かに暮らしていた。しかし、ある日レストランを訪れた一人の女性に正体を見破られ、監禁される。彼女は、かつてイラクでサイードによって拷問を受け、心身に深い傷を負わされた被害者だった。

彼女は復讐のためにサイードを殺そうとするが、サイードは逃げようとせず、涙ながらに自分の罪を認め、心からの謝罪をする。その誠実な言葉に心を動かされた彼女は、最終的にサイードを赦し、彼を逃がすことを決意する。


4. 今回の謎と伏線

提示された新しい謎

  • ミハイルの正体:彼は一体何者なのか?(後に、他の者の通信担当であることが判明する)。

解明された事実

  • フレイム基地の消滅:島全体の通信と、外部世界との連絡を司っていた可能性のあるフレイム基地が、自爆システム(コード77)によって完全に失われた。

5. トリビア / 考察ポイント

  • ミハイル・バクーニン:眼帯の男ミハイルは、ロシアの実在した無政府主義者の名前。彼はこの後、何度も「死んだと思わせる状況」を生き延びて再登場する、不死身キャラとしてファンに強烈な印象を残す。
  • ロックの破壊衝動:ハッチの爆破に続き、再び貴重な施設を自分の好奇心や独断で破壊してしまったロック。彼の行動が、他の生存者たちの目的(島からの脱出)を徐々に遠ざけていく皮肉な構図が描かれている。
  • チェスゲーム:コンピューターに勝つことで自爆コードが出るという仕組みは、ダーマ・イニシアティブの極端な防衛本能と機密保持の姿勢を表している。