Season 3 · Episode 10

希望

1. 基本データ

項目内容
タイトル希望 / Tricia Tanaka Is Dead
シーズン/話数Season 3 / Episode 10 (通算59話)
フォーカスキャラヒューゴ・"ハーリー"・レイエス
放送日 (US)2007年2月28日
監督エリック・ラニューヴィル
脚本エドワード・キッツィス、アダム・ホロウィッツ

2. エピソード・ストラクチャー

  • ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
  • 重要地点:ビーチ、ジャングル、アメリカ
  • 重要アイテム:ダーマのワーゲンバス、大量のビール

3. ストーリー詳細

島での出来事 (On the Island)

ハーリーはジャングルを探索中、草むらに横転して放置されている古びたダーマ・イニシアティブのバン(ワーゲンバス)を発見する。車内には白骨化した死体(胸ポケットに「ロジャー・ワークマン」の名札)と、数十年前に製造された大量のビールが積まれていた。

ハーリーはこの「動かない車」を修理して走らせることで、自分を苦しめ続けてきた「呪い」を打ち破り、絶望的な状況にいる仲間に希望を与えようと思いつく。彼はジン、ソーヤー、チャーリーの3人を巻き込み、バンの修理に奔走する。ハーリーは、断崖絶壁を車で一気に下ってエンジンの押しがけを試みるという無謀で命がけの賭けに出る。

崖を猛スピードで下る車の中で、4人は絶叫しながらもエンジンの始動に成功。奇跡的に車は走り出し、彼らは大喜びでビーチを走り回り、久々の自由と希望を分かち合うのだった。

過去/未来の回想 (Flashback: Hugo "Hurley" Reyes)

ハーリーの過去。宝くじに当選し、不幸が立て続けに起きていた頃、17年前に蒸発した父親が突如として戻ってくる。ハーリーは父親が「金目当て」だと疑い冷たく当たるが、父親は「お前の呪いを解くために、最強の占い師のところへ行こう」と提案する。

ハーリーは半信半疑で占い師の元を訪れるが、占い師はハーリーに「呪いなど存在しない。不幸は偶然の産物だ。自分の運命は自分の手で切り拓け」と力強く諭す。これは、金のために父親が占い師に言わせた「嘘」だったかもしれないが、ハーリーの心に小さな変化をもたらした。


4. 今回の謎と伏線

提示された新しい謎

  • ロジャー・ワークマン:バンの中で白骨化していた男は一体何者なのか?(ダーマ・イニシアティブの職員であったことは間違いないが…)。

解明された事実

  • ハーリーの希望:呪いを恐れて守りに入っていたハーリーが、自ら危険を冒して行動したことで、生存者たちに久々の笑顔と強い団結をもたらした。

5. トリビア / 考察ポイント

  • ダーマのバン:この青いワーゲンバスは、今後シリーズを通して生存者たちの重要な移動手段として活躍することになる。
  • タイトルの意味:原題の「Tricia Tanaka Is Dead(トリシア・タナカは死んだ)」は、ハーリーが当選報告のインタビューを受けていた際に、隕石が衝突して亡くなったレポーターの名前。彼の「呪い」を象徴する悲劇的な出来事を指している。
  • ビールの銘柄:車内にあったのは、ダーマ・イニシアティブ専用ラベルのビール。何十年経っても飲める(?)というダーマ製品の謎の保存性の良さが描かれている。