さまよう者
1. 基本データ
項目 内容 タイトル さまよう者 / Abandoned シーズン/話数 Season 2 / Episode 6 (通算31話) フォーカスキャラ シャノン・ラザフォード 放送日 (US) 2005年11月9日 監督 アダム・デヴィッドソン 脚本 エリザベス・サーノフ
2. エピソード・ストラクチャー
- ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
- 重要地点:ジャングル、ビーチ
- 重要アイテム:銃、ウォルトの幻影
3. ストーリー詳細
島での出来事 (On the Island)
シャノンはジャングルで、全身ずぶ濡れになり何かを呟く「ウォルトの幻覚(またはビジョン)」を何度も目撃する。彼女は「ウォルトが助けを求めている」と強く信じ、止めるのも聞かずにサイードと共に再びジャングルへ探しに向かう。しかしサイードの目にはウォルトの姿は映っておらず、彼は彼女の言葉を慰めつつも半信半疑に思ってしまう。これに深く傷ついたシャノンは、サイードの手を振り払い一人で雨のジャングルの奥へ走っていく。
一方、尾翼グループ(アナルシア、エコー、マイケル、ソーヤー、ジンら)は、「他の者」の執拗な襲撃に怯えながら、ジャックたちのキャンプを目指して豪雨のジャングルを強行軍で移動していた。ソーヤーは銃創の悪化により高熱を出して倒れ、担架で運ばれていた。極度の緊張と疲労状態にあるアナルシアたちは、背後のジャングルから何者かが迫ってくる足音を聞き、パニックに陥る。「他の者」の襲撃だと確信したアナルシアは、茂みから飛び出してきた影に向けて発砲する。
しかし、彼女が撃ち抜いたのは、ウォルトを探して飛び出してきたシャノンの腹部だった。駆けつけたサイードの腕の中で、シャノンは静かに息を引き取る。
過去/未来の回想 (Flashback: Shannon Rutherford)
シャノンの過去。父親が交通事故(※後にジャックの妻サラが巻き込まれた事故と同一と判明する)で急死し、悲しみに暮れるシャノンだったが、意地悪な継母(ブーンの母親)によって父親の遺産をすべて奪われ、家から追い出されてしまう。念願だったNYでバレエの道へ進む夢も資金難で断たれ、彼女は全てを失う。誰からも愛されず「誰からも必要とされない」という、深い孤独と見捨てられたトラウマ(Abandoned)を抱えることになる。
4. 今回の謎と伏線
提示された新しい謎
- ウォルトの幻覚:シャノンの前に現れ、彼女を死地へと導いてしまったウォルトは本物(のビジョン)だったのか、それとも島の黒い煙などが見せた幻覚だったのか?
解明された事実
- 二度目の犠牲者:ブーンに続き、義妹のシャノンまでもが命を落とすという最悪の悲劇が起きた。
5. トリビア / 考察ポイント
- 悲劇的な交差:二つのグループ(胴体側の生存者と尾翼側の生存者)が、長期間のサバイバルの末に初めて接触する歴史的瞬間が、最悪の悲劇(誤射によるシャノンの死)となってしまった、あまりにも残酷なエピソード。
- タイトルの意味:原題の「Abandoned(見捨てられた者)」は、過去に継母に見捨てられ、島では誰にも(サイードにすら)信じてもらえなかったシャノンの悲痛な心情を表している。