闇の底
1. 基本データ
項目 内容 タイトル 闇の底 / Man of Science, Man of Faith シーズン/話数 Season 2 / Episode 1 (通算26話) フォーカスキャラ ジャック・シェパード 放送日 (US) 2005年9月21日 監督 ジャック・ベンダー 脚本 デイモン・リンデロフ
2. エピソード・ストラクチャー
- ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
- 重要地点:謎のハッチ内部(スワン基地)、ジャングル、LAのスタジアム・病院
- 重要アイテム:古いコンピューター、レコード
3. ストーリー詳細
島での出来事 (On the Island)
物語は、前シーズンのラストでハッチを爆破して開けた直後から始まる。ロックとケイトが暗い縦穴にロープを垂らして中へ入ろうとするが、ジャックは「何があるかわからない」と強く反対する。しかしケイトが先に降りてしまい、途中で地下から発せられた謎の眩い光に照らされ、悲鳴と共にロープから姿を消してしまう。
ロックも後を追って降りるが、いつまで経っても戻ってこない。ジャックは二人を救出するため、ついに銃を持って一人でハッチの底へ降りていく。
暗い地下のコンクリート通路を進み、謎の磁力で鍵が引き寄せられる現象を抜け、ついに奥の部屋に辿り着く。そこには、1970年代風の古いコンピューターや最新の洗濯機などの設備が並ぶドーム型の巨大な居住空間があり、ロックが謎の男に銃を突きつけられていた。
ジャックが銃を構えて男と対峙すると、なんとその謎の男は、ジャックが数年前にロサンゼルスで偶然出会ったことのある人物「デズモンド」であった。
過去/未来の回想 (Flashback: Jack Shephard)
ジャックの過去。彼が脊椎を激しく損傷したサラ(後の妻)を手術し、奇跡的に彼女が回復するまでの物語。ジャックは手術のプレッシャーに押しつぶされそうになり、夜のスタジアムの階段を激しく走ってストレスを発散していた。
その時、同じようにスタジアムを走っていた「デズモンド」と名乗るスコットランド人の男と出会う。言葉を交わす中で、デズモンドはジャックに「奇跡を信じるか?」と問いかけ、「僕は彼女を治せると思う」と励ますのだった。
4. 今回の謎と伏線
提示された新しい謎
- ハッチの内部:あの地下施設は一体何なのか?なぜジャングルの地下に、電気や水道が通った生活空間が存在するのか?
- デズモンドの存在:なぜジャックが数年前にLAで出会った男が、この孤島の地下に住んでいるのか?
解明された事実
- ハッチの底:暗い縦穴の底には怪物がいるわけではなく、人間が生活できる高度な施設が隠されていたことが判明した。
5. トリビア / 考察ポイント
- テレビ史に残るオープニング:シーズン2の冒頭は、謎の男が朝起きてレコードをかけ、エアロバイクを漕ぎ、朝食のジュースを作り、薬を注射するという「島とは思えない平和な日常風景」から始まる。そして最後に大爆発音(ロックたちがハッチを爆破した音)と共にカメラが暗い縦穴を登っていき、ジャックとロックの顔が映るという、見事なカメラワークと演出で絶賛された。
- 科学と信仰:タイトルの「Man of Science, Man of Faith(科学の男、信仰の男)」は、現実主義のジャック(科学)と、運命を信じるロック(信仰)の対立という、物語全体の根幹のテーマを表している。