約束
1. 基本データ
項目 内容 タイトル 約束 / Do No Harm シーズン/話数 Season 1 / Episode 20 (通算20話) フォーカスキャラ ジャック・シェパード 放送日 (US) 2005年4月6日 監督 スティーヴン・ウィリアムズ 脚本 ジャネット・タマロ
2. エピソード・ストラクチャー
- ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
- 重要地点:ビーチ、ジャックの医療テント
- 重要アイテム:特になし
3. ストーリー詳細
島での出来事 (On the Island)
ジャングルの木の上に引っかかっていた小型機の落下により、ブーンが片脚を骨折し肺を潰す致命傷を負う。ロックは血だらけのブーンをジャックの元へ運び込むが、「ハッチ」の存在を隠すため「彼と一緒に崖から落ちた」と嘘をつき、そのままジャングルへ姿を消してしまう。
ジャックはブーンの命を救うため、サンにも手伝わせて決死の緊急手術を行う。ブーンが大量に出血しているため、ジャックは自らの血液を直接彼に輸血するという危険な処置まで決行する。しかし脚の壊死が進んでおり、ついにジャックは脚の切断を決意するが、途中でブーンが意識を取り戻し「もういいんだ、ジャック。俺を逝かせてくれ」と告げる。
一方、ジャングルでは臨月を迎えていたクレアが産気づき、ケイトとチャーリー、そしてジンが協力して彼女の過酷な出産をサポートする。新しい命(男の子、後のアーロン)が産声を上げたまさにその瞬間、ジャックの懸命の治療も虚しく、ブーンが息を引き取る。
初めて仲間の命を救えなかったことに激しいショックと怒りを覚えたジャックは、ロックの嘘を暴き、彼を追い詰める決意を固める。
過去/未来の回想 (Flashback: Jack Shephard)
ジャックの過去。サラとの結婚式を控えたジャックの様子が描かれる。ジャックはかつて、脊椎を損傷したサラに奇跡的な手術を施して彼女を再び歩けるようにし、それがきっかけで二人は恋に落ちた。しかし結婚式を目前にして、ジャックは「自分は彼女を本当に幸せにできないのではないか」という重圧と恐怖に押しつぶされそうになっていた。
父親クリスチャンに相談すると、「お前はコミットメント(責任を持つこと)を恐れているだけだ。お前は立派な夫になれる」と励まされる。ジャックは不安を乗り越え、誓いの言葉を述べてサラと結婚する。
4. 今回の謎と伏線
提示された新しい謎
- ロックの嘘:なぜロックはブーンの怪我の本当の理由について嘘をついたのか?ジャックはブーンの最期の言葉「ロックに言われてハッチに…」という言葉を聞き、ロックが何か重大な秘密を隠していることに気づく。
解明された事実
- 最初の犠牲者:メインキャラクターの中から、初めての死者(ブーン)が出てしまった。島でのサバイバルが現実の死と隣り合わせであることを生存者たちに強く突きつけた。
5. トリビア / 考察ポイント
- 生と死の対比:クレアの赤ん坊の「新しい命の誕生」と、ブーンの「死」が同時並行で描かれ、最後に美しくも残酷に交差する。シリーズの前半を代表する非常にドラマチックで悲劇的なエピソード。
- タイトルの意味:原題の「Do No Harm(危害を加えないこと)」は、医師の職業倫理の基本原則である「ヒポクラテスの誓い」の一節。命を救うために必死にもがくジャックの姿を象徴している。