Season 1 · Episode 12

ケースの中の過去

1. 基本データ

項目内容
タイトルケースの中の過去 / Whatever the Case May Be
シーズン/話数Season 1 / Episode 12 (通算12話)
フォーカスキャラケイト・オースティン
放送日 (US)2005年1月5日
監督ジャック・ベンダー
脚本デイモン・リンデロフ、ジェニファー・ジョンソン

2. エピソード・ストラクチャー

  • ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
  • 重要地点:ジャングルの滝壺、アメリカの銀行
  • 重要アイテム:ジュラルミンケース(アタッシュケース)、おもちゃの小さな飛行機

3. ストーリー詳細

島での出来事 (On the Island)

ジャングルを探索していたケイトとソーヤーは、美しい滝壺を発見する。その滝壺の底には、オセアニック航空の座席ごと沈んでいる遺体があった。それは墜落時に吹き飛ばされた保安官マーズの遺体であり、彼の手には頑丈な鍵の閉まった「ジュラルミンケース(アタッシュケース)」が握られていた。

ケースの中身を自分だけのものにしたいケイトと、何が入っているか興味津々のソーヤーの間で、ケースを巡る激しい心理戦と奪い合いが勃発する。最終的にジャックが介入し、力ずくでケースの鍵を開ける。中には数丁の拳銃と、ケイトが血眼になって執着していた「おもちゃの小さな飛行機」が入っていた。ジャックはケイトの嘘に失望し、銃は自分が管理すると宣言する。

一方、シャノンはフランス語の資料(ルソーが残したメモ)の解読作業を通じてサイードを手伝い、二人は親密な関係になり始める。

過去/未来の回想 (Flashback: Kate Austen)

ケイトの逃亡生活の過去。彼女はアメリカの銀行で、強盗グループと共謀して白昼堂々銀行強盗を働く。しかし、彼女の真の目的は強盗の分け前の金ではなく、銀行の貸金庫の中に大切に保管されていた「ある物」を盗み出すことだった。ケイトは強盗の仲間すら裏切り、銃で撃ってまでその「ある物」を手に入れる。

彼女がそこまでして手に入れたものこそ、今回の島でケースに入っていたのと同じ「おもちゃの小さな飛行機」であった。


4. 今回の謎と伏線

提示された新しい謎

  • おもちゃの飛行機:ケイトが殺人や銀行強盗などの大罪を犯してまで執着するこの「おもちゃの飛行機」には、一体どんな過去と秘密が隠されているのか?

解明された事実

  • 保安官のケースの中身:拳銃が複数入っていたため、島の治安維持という名目でジャックがこれらを管理することになった(この銃の存在が今後の島での権力争いの火種となる)。

5. トリビア / 考察ポイント

  • タイトルの意味:原題の「Whatever the Case May Be」は「事情はどうあれ(いずれにせよ)」という慣用句だが、「Case(ケース)」という単語が、劇中の「アタッシュケース」とかかった秀逸なダブルミーニングになっている。
  • 滝壺のシーン:ケイトとソーヤーが滝壺で泳ぐシーンは、二人の危険で惹かれ合う関係性を象徴する美しいシーンとしてファンから人気が高い。