Season 1 · Episode 4

運命

1. 基本データ

項目内容
タイトル運命 / Walkabout
シーズン/話数Season 1 / Episode 4 (通算4話)
フォーカスキャラジョン・ロック
放送日 (US)2004年10月13日
監督ジャック・ベンダー
脚本デイビッド・フューリー

2. エピソード・ストラクチャー

  • ストーリー構造:フラッシュバック(過去)
  • 重要地点:ジャングル、ビーチ、オーストラリアの旅行会社
  • 重要アイテム:スーツケース(大量のナイフ)、車椅子

3. ストーリー詳細

島での出来事 (On the Island)

夜、墜落した機体に残されたままの遺体にイノシシが群がり始める。衛生面の問題から、ジャックは機体を燃やして遺体を火葬する決断を下す。一方で機内食が尽きかけており、食料確保が急務となる。そんな中、ジョン・ロックが自身のスーツケースから大量のサバイバルナイフを取り出し、狩りのリーダーとしてマイケルやケイトを連れてジャングルへ入る。

狩りの最中、一行は謎の「怪物」に襲われ散り散りになる。マイケルとケイトはビーチへ逃げ帰るが、ロックは独りジャングルに取り残される。しかしロックは逃げることなく、突如現れた巨大な「何か」の前に立ち尽くす。その後、ロックは無傷(血まみれではあるが)で仕留めたイノシシを抱えてビーチに戻り、生存者たちから一目置かれる存在となる。

夜の火葬の際、悲しみに暮れるクレアやチャーリーが見守る中、ロックは遠くから静かに炎を見つめていた。

過去/未来の回想 (Flashback: John Locke)

墜落前のロックの人生が描かれる。彼は単調な事務仕事(箱の会社)をしており、上司から見下されていた。ロックは状況を打開しようと、オーストラリアのアボリジニの通過儀礼である過酷なサバイバルツアー「ウォークアバウト」に参加しようとする。しかし、現地でガイドから「障害があるため参加は認められない」と非情な宣告を受ける。

その直後、衝撃の事実が明かされる。ロックは下半身不随であり、車椅子生活を送っていたのだ。「私に指図するな!(Don't tell me what I can't do!)」と泣き叫ぶロック。

そして墜落直後の島のビーチに時間が戻る。砂浜で目を覚ましたロックは、自分の足先を見つめる。そしてゆっくりと立ち上がり、島に来て突然足が治り、歩けるようになっていることに気づくのだった。


4. 今回の謎と伏線

提示された新しい謎

  • ロックの足:なぜ墜落前まで車椅子生活だったロックが、島に来た途端に歩けるようになったのか?この島には治癒能力があるのか?
  • 怪物の正体:ロックがジャングルで遭遇した「怪物」の正体は何か?彼は後に「私は島と目を合わせ、非常に美しいものを見た」と語るが、ケイトたちを襲った恐ろしい存在と同一のものなのだろうか?

解明された事実

  • ロックの過去:サバイバルに長けた謎の男ロックは、実は車椅子生活を送る孤独な事務員であったことが判明した。

5. トリビア / 考察ポイント

  • 名作エピソード:本作「Walkabout」は、ロックの過去の衝撃的なドンデン返しとその後の展開により、『LOST』というドラマが単なるサバイバル劇ではなく「神秘的な謎」を秘めていることを世界に決定づけた大傑作エピソード。エミー賞の脚本賞を受賞している。
  • タイトルの意味:「Walkabout(ウォークアバウト)」はオーストラリア先住民アボリジニの文化で、青年が荒野を歩き回る通過儀礼・精神の旅を指す。ロックは島で文字通り、自分自身の「ウォークアバウト」を果たしたことになる。